http://onsoku50live.blog.shinobi.jp/Entry/61/能動的な観客になろう
今日はゲーム音楽を演奏する吹奏楽段のLEWOさんの演奏会に行ってきました。
演奏会のレポも書きたいところですが、また後日に回します。
今日は、ちょっと考えていた事を書きます。
『どんなコンテンツでも観客(消費者)が楽しむためには、
ある程度の観客側の努力(コスト)が必要になる。』ということです。
たとえば、TV番組や映画などは、観客側の努力を比較的必要としません。
非常に受動的なコンテンツと言えます。
しかし、ゲーム音楽の演奏会だけでなく、
演奏会に一般的に言えることは、
知っている曲を演奏してもらったほうが、
観客としては楽しいことが多いです。
なので、観客がより大きな楽しみを得るためには、
音楽に詳しくなるという努力が必要になってきます。
努力のところを(コスト)と表記したのは、
金銭コスト(ゲームを買うお金)、時間コスト(ゲームをプレーする時間)が必要という意味です。
もちろん、多くの人が
"努力してゲームをしている"という心づもりは無いでしょうが。
自分もゲーム音楽に無茶苦茶詳しいわけでもないので、
行く演奏会で演奏される曲を全て聴いたことがあるわけではないです。
なので、演奏会前にいわゆる予習として、そのゲームをプレーしたり、
音楽だけでも聴いていたりすると、演奏会に行ったときの楽しさが違う、
というのは身をもって感じます。
----------
さて、
『なんか面白いことないかなぁ?』
って友人に言われたり、言ったりしてませんか?
(自分も言ったり、口にしないまでも心の中ではしょっちゅう思ってます)
こういう発言をしている人というのは、
受動的な観客になることに慣れてしまっていると思うんです。
世の中には、面白いモノにあふれているはずなんだけど、
なぜか自分が心底面白いと思うものが無い。
そういう経験が誰しもあると思います。
そういう人は、TV番組や映画など、普段は受動的な観客として見ているコンテンツを、
能動的な観客として見てみるというのはどうでしょうか。
映画なら、ひとつの作品をいろんな方面から見る。
ストーリー、時代設定、キャスティング、照明、音楽、セリフ、服装、効果音・・・
など要素に分けて注目すると、何か見えてくるものがあります。
また、その作品の監督やスタッフ、キャストの過去の作品を総なめして比較するのも良いと思います。
「TV番組や映画などは受動的なコンテンツ」と言いましたが、
多くの人が受動的になりやすいだけで、
能動的に受け取る事はもちろん可能です。
要ははじめに言った
『どんなコンテンツでも観客(消費者)が楽しむためには、
ある程度の観客側の努力(コスト)が必要になる。』の逆で、
『観客が努力するほど(能動的な観客になるほど)、コンテンツをより楽しむ事が出来る』という事です。
きっと世の中には面白いモノがあふれているはずなので、
自分ももっと努力して、発掘していきたい所存ですね。
PR