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ゼノギアス20周年記念コンサート The Begining and the End
2018.04.07-08 @舞浜アンフィシアター
さて、今回、ゼノギアス20周年記念コンサートに行ってきたわけです。
2日間で昼夜と計4公演行われたわけですが、私は初日の夜公演に行ってきましたよ。
ソラリスシートという、記念オルゴール付きチケットにあたったわけですが、
席は前から5列目、のステージ左側でした。もう少し中央だったら最高だったのだがなぁ。
ずっと首をひねった状態になってしまって、首が痛いわ。
今回のコンサートで一番感動した場所から述べますと、
4曲目の「風のうまれる谷~遠い約束」です。はい、めちゃくちゃ序盤です!
演奏ステージの背面に、ゲーム映像も映し出されるようになってまして、
ゲーム中、遺跡から発掘された音響装置の前でフェイとシタンのかわす会話、
フェイ 「 ねえ、先生……この曲を聞いてると、ふしぎな感じがしてくるよ。
なんだか、胸の奥の方がほっとあったかくなってくるような……。」
シタン 「 それはきっとあなたのなかで、この曲が好きだった、遠い昔のだれかが生きているからですよ……。」
の場面が流れました。
まさにその音響装置から放たれる光のように、会場の照明も照らされていて、
めちゃくちゃ美しい、『遠い約束』のピアノソロ。
今まさに自分もフェイやシタンと一緒にいるかのような疑似体験で、
映像と照明と音楽が完璧に合致した瞬間だったと思います。
その他の曲も全部、素晴らしかったです。
今回の演奏のためにアレンジされた部分もあって面白かったし、
何といってもANUNAのコーラスが生かされた曲は抜群でした!
ジョアンヌホッグも拝むことができましたし、
STARS OF TEARS とCREID版LAHANもアンコールで演奏されました。
そしてさらに最後は、光田さんがオルゴールを取り出し、
ステージ上の机に置いて奏でられる「遠い約束」でした。
前回の光田さんの活動20周年は、音楽メインでしたけど、
今回は音楽はもちろん、その他映像、演出を含め総合的なステージという意味で、
とても楽しめたと思います。
【ここからは考察】
パンフレットの光田さんインタビューの中に、ゼノギアスの音楽のテーマとして、
「宗教音楽」「民族音楽」「オーケストラサウンド」の3つがあると述べられています。
つまりゼノギアスの音楽は3つの側面があり、それらが1つとなって、ゲーム世界を表現している。
そして、今までリリースしたアレンジCDでは、
CREIDで「民族音楽」、MYTHで「オーケストラサウンド」の側面から、
そして今回のANUNAを起用したリバイバルディスクと、コンサートで「宗教音楽」
の側面からあらためてゼノギアスの音楽に光を当てて表現しなおした事になるのではないでしょうか?
ゼノギアスというゲームは表現する世界観や扱うテーマ、時代設定などが非常に幅広い為、
3つの要素を詰め込むことができたと思うのだけれど、
それをまた別の角度から再構築しているのだと思いました。
正直MYTHは僕のなかではいまひとつなアルバムという扱いでした。
クロノのアレンジCD等で、「単純にオーケストラアレンジするのはなんか違う」と光田さん自身もおっしゃっていたし、
CREIDがめちゃくちゃとんがっているアルバムなのに、MYTHは非常に無難なアレンジで面白みに欠けると思ってました。
でもこれには先に述べた意味がちゃんとあったのかもしれません。
3つの視点からアレンジしなおしたアルバムが出たということは、
今後ゼノギアスのアレンジは出ないという事も意味してるかもしれませんね。