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まっはの音楽室

コンサートやライブの感想、 CDのレビューなんかをゆる~く書きます。

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若宮百香ソロライブ「もものおと♪」~ノルウェーに想いを寄せて~ 2018.09.17

若宮百香ソロライブ「もものおと♪」~ノルウェーに想いを寄せて~ 2018.09.17
@M's Cantina(エムズカンティーナ)

昨日のFroschritter Orchestraを聴きに行く予定を立てた時に、
せっかく東京まで来たので、何かほかにライブ無いかなぁと探していたら、
ちょうど若宮さんのライブがあり、聴きに行くことに。

バイオリンとハーディングフェーレ(ハルダンゲルヴァイオリン)を演奏されるとのことで、
ハーディングフェーレは以前に少しだけ演奏を聴いた事があるけれど
コンサートやライブとしての演奏を聴いた事が無かったので、楽しみにしておりました。

【前半】
前半はヴァイオリンでクラシックや若宮さんのオリジナル曲を演奏されました。
ヴァイオリンの音量が凄く良く響いてて、ピアノにも全く負けていないのに驚きました。
クラシック出身の方だと思うのですが、弓使いがしっかりされているので、
力強くしっかりしていても美しい音が出るんでしょうね。

【後半】
後半はハーディングフェーレを使い、ノルウェーの伝統曲を演奏されました。

前半のヴァイオリンを聴いた後にハーディングフェーレを聴くと、
その音色の違いがはっきりわかりますね。

ノルウェーや北欧のダンス曲は、アイリッシュとは全然ちがうので、
中々難しいですけど、雰囲気はとても好きです。

今回演奏された曲の中では、
ダ・スロキット・ライト(シェットランドエアー)という曲が非常に気に入りました。

若宮さんの演奏ではないですが、バイオリンでダ・スロキット・ライトを演奏している動画をみつけたので、貼っておきますね。


くぬぎさんと岡崎さんのやつもあるやないですか!


――
余談

今回の会場のエムズカンティーナさん、CD棚にZABADAKのCDが幾つか並んでいて、
持ってないやつが有ったので購入しました。

実は2つ欲しいCDがあったのだけど、
なんとひとつは店員さんから非買品ですと言われてしまったのです。
どうやら話しをきくと、生前、吉良さんも良くここに来られていたそうで、
なんか分からんけどサンプルとして置いていきました って言われました。

うーんなんだったんだろう、あのCDは・・・
あらためて、いろんなつながりがあるなぁと思うのでした。
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Froschritter Orchestra 2018.09.16

Froschritter Orchestra 2018.09.16
@大田区民ホール・アプリコ 大ホール



フロッシュリッターオーケストラといわれても、何の演奏するんだろうって感じですが、
クロノトリガーの合唱付きオーケストラを行う団体さんです。
いわゆる単発オケっていうやつですね。

今年は、ゼノギアスのアマチュアコンサートも公式コンサートもあり、
光田さんファン歓喜の1年ですね。

【合唱について】
今回合唱がついてたんですが(開演してから気づいたw)、
合唱がつくと、色々と面白い事ができるんだなと感心しました。

「ガルディア王国千年祭」では、合唱の方々が口々に喋り、身振りもつけてお祭りの雰囲気を再現してましたし、
「王国裁判」では、有罪/無罪の投票のたびに、傍聴の歓声やブーイングが沸き起こる部分も再現されてました。
(ガルディア王国では陪審員制を導入しているのか、数名の陪審員(?)が、有罪/無罪を投票する裁判制度になっている と記憶しております)

曲の方でも、コーラスが入ってすごく良いなぁと思う部分が随所にあり、
元のゲームがSFCなので本当の人の声は一切入っていないのですが、
ボイス系の音やそれに近い周波数帯域の音が入ってたんだなぁと、聴きながら改めて思いました。


【あまり演奏されない地味曲たち】
クロノトリガーというと、やはりメインテーマや、「風の憧憬」などがめちゃくちゃ有名で、ついついそちらに目が(耳が)行ってしまうんですが、
今回のような単一作品に限定した演奏会では、普段日の目をみない地味曲も聴けるのが醍醐味ですね。
(ゲームという作品を作る上では、派手な曲や明るい曲、カッコいい曲ばかりじゃなく、暗い曲、不気味な曲など様々な曲が必要だし、それがあるからこそ、それぞれの曲が映えると思うので、地味曲もめっちゃ大切)

「樹海の神秘」
 この曲はなかなか注目されにくい曲で、生演奏を聴くのは初めてだったと思う。
冒頭の印象的なアルペジオとベースの旋律がとても神秘的な曲ですね。

「荒れ果てた世界」「生きる望みをすてた人々」
 曲名書いただけで鬱ですが、未来の曲ですね。
ゲームをするのが嫌になった記憶がある曲です。きっと練習されるのも苦痛だったでしょう。

「風と空と大地のリズム」
原始のフィールド曲ですね。パーカスしかない曲ですが、再現度が完璧でしたね。

「錯乱の旋律」
メロディらしいメロディが無い曲ですが、耳鳴りのように聴こえてくる同じ音程の音に、
不気味に響く何者かの声も再現されておりました。

【編曲について】
ツイッターのフォロワーさんが編曲されてたようで、
演奏会後に少しやり取りしましたが、
海底神殿の冒頭(ファファファドレド ファファファドレド って所)、
ヴァイオリンとヴィオラで左右にパンを振る感じで演奏されてて、芸が細かい!と思いました。
原曲もヘッドフォンを付けて聴くと振ってるんですよねぇ。

その後、この曲はラヴォス出現により激しくなったと記憶してますが、
その曲の終わりで、ピアノを腕で弾く所の迫力が凄かった。(ピアノ+大太鼓だったか?)
ああいう特殊なことをやると、やりすぎ感が出たりするのですが、
違和感もなく、圧倒的なラヴォスの力の前に屈してしまう主人公らが表現されていたように思います。見事でした。

【SFC時代曲の素材的側面】
今のゲーム(たとえばアナザーエデン、ゼノブレイド2)は、
ゲームの段階から生演奏なのですが、SFC時代の曲はもちろんそうじゃない。

それゆえ、少し素材的側面を持っていると思っていて、
これらの曲を生楽器で演奏するとどうなるのかという興味が、
こういった演奏団体を生み出したと思う。

また、編曲者が様々な意図をもって工夫した編曲をしていて、
いわゆる二次創作要素を含んでいるのが、
SFC時代曲の演奏の楽しみだとも思う。

今のゲーム曲は曲として完成しきっているので、
なかなか二次創作要素を含みつつ、良い編曲というのは難しくなってくるかもしれないなぁ。

――

奏者、編曲者、その他関係者の皆様、
すばらしいコンサート、ありがとうございました。
お疲れ様でした。




アイリッシュ女子(!?)の宴 2018.09.15 @holoholo

nabanaの皆さんと、関西組(西川さん、ケンケンさん、さいとうさん)による、
アイリッシュ女子(!?)の宴 なるライブが催されました。

nabanaさんは関東でもあまりライブをされている情報がなかったので、
この貴重な機会を逃してはならぬという思いで聴いて来ました。

ーー
前半関西組は、トラッド中心の演奏でした。

西川さん、ケンケンさん、さいとうさんで演奏するのは実は初めてとの事。
また、この日は奏者側唯一の男性であるケンケンも、女性を意識した(?)服装と、
女性らしい演奏を心がけたそうで…
でも気分がノッテくると男の演奏になってたらしいw
(ケンケンさんのバウロンがダントツでええなぁと思うこの頃。)

後半はnabana

オリジナル曲のセンスが抜群ですね。
キャッチーで覚えやすい旋律で、かといって冗長にならず聴きどころがある展開。
CDレビューブログを書いたつもりでいたけど書いてませんでした(^_^;)
書けたら書きます。

曲順あやふやですが、
・flowerfestival
・maypole
・月下美人
・窓辺-さんぽ
・雨のあと
途中、スウェディッシュの夏のワルツもありましたね。
ーー

持っているnabanaのCDを会場にもって行くのを忘れてしまし、サインを頂けなかった・・・
失態><

梅田さんが参加してるKOUCYAと3TolkerのCDを買って帰りました。



光田康典さんが語る 音楽への想いと光田流作曲法

光田康典さんが語る 音楽への想いと光田流作曲法 @NHK文化センター梅田
2018.08.26
を受講してきました。(この日の光田さんの日記はこちら

光田さんが楽曲を製作する際、どのような事に重点を置き、どのようなプロセスで製作するのかという点についてのエッセンスをお話しいただけました。

【光田流3要素について】
音楽の3要素は、メロディ、ハーモニー、リズム だと一般的に言われている。
ここにさらに光田さん流の3要素として、
・フォーカス
・カラー
・エコノミー

がある。
フォーカスは、聴いてもらいたいポイントや、楽曲の構成など。
カラーは、曲の調や、音色(楽器)の組み合わせ、演奏方法やアーティキュレーション
エコノミーは、必要最低限の楽器の選定、最小限のフレーズやモチーフ。

カラーについての内容だったと思いますが、
楽器の組み合わせについて、具体例として、ラクガキ王国の楽曲を使って説明。
最初、少しゆったりとしたゲーム画面背景に対し音楽を付けるイメージで、柔らかい音色の楽器を主に使用していたが、
ゲーム開発の進行後、予想以上にキャラクターが躍動的であり、そちらに楽曲を合わせたほうが良いとなった。
曲は同じでも、楽器とアーティキュレーションを変える事で、カラーを変えることができ、
キャラクターに曲を当てる事が出来たという例のお話でした。

エコノミーについては、ゲーム機ハードが弱い時代は、同時発音数や扱える音色の制約を受けて、エコノミーせざるを得なかった。最近は、いくらでも容量を増やせる事もあり、いろんな楽器を使ってしまったり、いろんなフレーズを詰め込み過ぎたりしている場合が多いとの事。

【モチーフを使ってどう印象づけるか】
こちらについては、朗読屋の音源から同じモチーフを使った別楽曲の聴き比べを行いましたが、
ちょっと難しかったです。初めて聴く曲だったので、なかなかモチーフ部分が覚えられず・・・
五線譜か何かでモチーフ部分が明記されてたら分かりやすかったんだけどなぁ
今までも他の作品で同じモチーフがいろんな使われ方をしてる事は理解してるので問題なし。

【楽曲が先にあり、映像にあとから合わせる場合(曲先)】
・音楽が流れるシーン前後の内容をきっちり把握する事が大切
・セリフ、カット、カメラワーク等も考慮

実際に過去の作品から、ほんの少し曲が流れるタイミングが変わるだけで、
大きく伝えたい内容が変わる例をゼノサーガから紹介。

始めは映像と、セリフのみのシーン映像を流し、
各自どのタイミングで音楽を入れるべきか考える。
その後、BADとBESTの答え合わせ。

①シオンがネプリムと(夢の中で?)再会するシーン
背景がカラー→モノクロに転換するタイミングに音楽を当てがちであるが、それはBAD。
それが正しいケースもあるが、これはネプリムに対して曲を当てるべきケース。
シオンがネプリムを見たタイミングに音楽を当てるのが正解。

私もBADシーンに音楽を当てるのは、なんとなくシロウトっぽいなぁという事は分かったのですが、そういたる過程や意味を正しく把握するのはなかなか難しいですね。
背景が変わるタイミングだと、確かに背景音楽になってましたけど、
その後のタイミングになる事でネプリムに対する曲になり、
ネプリムの印象がより鮮明になったと思います。
違いによる効果が非常にわかりやすい例だったと思います。

②天の車 破壊指令シーン
天の車を破壊するよう指令されたキャラクター(MOMO)の心情描写としての音楽なので、
それに合うように。ゲーム中、シーンの変更があるが、キャラクターの心情は継続しているので、楽曲が続けて流れてもOK

③コスモス生存確認シーン
こちらは12年前のサタデープログラムでもお話しされた例です。
コスモスの生存がはっきりした段階で「Kokoro」が流れるようにするのがベスト。

【映像が先にあり、後から曲を製作する場合(絵先)】
映像が先といっても、実際には、台本や、絵コンテ、カット割り資料等の場合がほとんどだそうですが。
イナズマイレブンのプロモーションビデオの楽曲製作を例に説明。
資料から、全体の尺、キーとなるキャラクタのーのセリフや、構成展開を掴む。
今回の場合、途中に激しいシーンや、少し感傷的場面があるため、それらに沿った楽曲にする。
アニメ作品の場合はセリフが入るので、声の周波数帯域はできるだけ抑え、セリフが聴こえやすくしているそうです。

以上、ざっくり講演内容でした。

事前に質問募集がありましたので、「今はまっている楽器や、今後レコーディングにつかってみたい楽器を教えてください」という質問をいたしましたところ、
光田さん、ニッケルハルパにご興味があるそうですよ! 
全国のニッケルハルパ奏者に朗報ですねこれは。
(わたいも今からちょっと買って・・・・いやないなw)

影響を受けた作品を教えて下さいという、他の受講者からの質問では
「AKIRA」「アナム」「ドリーマーズサーカス」等の作品、ユニット名が挙がりました。

「AKIRA」ってあの芸能山城組のやつでしょうかねぇ?ケチャが出てくるやつ。
「アナム」はアヌーナの男性陣のみの別ユニットだそうです。こちらで調べたところ、綴りは「M'ANAM」ですね。はじめのMは発音しないのかな?

講演後はサイン会
途中、物販が売り切れた為、みなさん色んな物(スマホ、クリアファイル、PC)に書いてもらってる光景は面白かったですね。
私は持参したクロスのギターアレンジ譜に、
12年前にいただいたサインに並べて書いていただきました(^^)

ゼノギアス20周年記念コンサート The Begining and the End

ゼノギアス20周年記念コンサート The Begining and the End 
2018.04.07-08 @舞浜アンフィシアター

さて、今回、ゼノギアス20周年記念コンサートに行ってきたわけです。
2日間で昼夜と計4公演行われたわけですが、私は初日の夜公演に行ってきましたよ。

ソラリスシートという、記念オルゴール付きチケットにあたったわけですが、
席は前から5列目、のステージ左側でした。もう少し中央だったら最高だったのだがなぁ。
ずっと首をひねった状態になってしまって、首が痛いわ。

今回のコンサートで一番感動した場所から述べますと、
4曲目の「風のうまれる谷~遠い約束」です。はい、めちゃくちゃ序盤です!

演奏ステージの背面に、ゲーム映像も映し出されるようになってまして、
ゲーム中、遺跡から発掘された音響装置の前でフェイとシタンのかわす会話、

フェイ 「 ねえ、先生……この曲を聞いてると、ふしぎな感じがしてくるよ。
     なんだか、胸の奥の方がほっとあったかくなってくるような……。」
シタン 「 それはきっとあなたのなかで、この曲が好きだった、遠い昔のだれかが生きているからですよ……。」

の場面が流れました。
まさにその音響装置から放たれる光のように、会場の照明も照らされていて、
めちゃくちゃ美しい、『遠い約束』のピアノソロ。
今まさに自分もフェイやシタンと一緒にいるかのような疑似体験で、
映像と照明と音楽が完璧に合致した瞬間だったと思います。

その他の曲も全部、素晴らしかったです。
今回の演奏のためにアレンジされた部分もあって面白かったし、
何といってもANUNAのコーラスが生かされた曲は抜群でした!

ジョアンヌホッグも拝むことができましたし、
STARS OF TEARS とCREID版LAHANもアンコールで演奏されました。

そしてさらに最後は、光田さんがオルゴールを取り出し、
ステージ上の机に置いて奏でられる「遠い約束」でした。

前回の光田さんの活動20周年は、音楽メインでしたけど、
今回は音楽はもちろん、その他映像、演出を含め総合的なステージという意味で、
とても楽しめたと思います。

【ここからは考察】
パンフレットの光田さんインタビューの中に、ゼノギアスの音楽のテーマとして、
「宗教音楽」「民族音楽」「オーケストラサウンド」の3つがあると述べられています。
つまりゼノギアスの音楽は3つの側面があり、それらが1つとなって、ゲーム世界を表現している。

そして、今までリリースしたアレンジCDでは、
CREIDで「民族音楽」、MYTHで「オーケストラサウンド」の側面から、
そして今回のANUNAを起用したリバイバルディスクと、コンサートで「宗教音楽」
の側面からあらためてゼノギアスの音楽に光を当てて表現しなおした事になるのではないでしょうか?

ゼノギアスというゲームは表現する世界観や扱うテーマ、時代設定などが非常に幅広い為、
3つの要素を詰め込むことができたと思うのだけれど、
それをまた別の角度から再構築しているのだと思いました。

正直MYTHは僕のなかではいまひとつなアルバムという扱いでした。
クロノのアレンジCD等で、「単純にオーケストラアレンジするのはなんか違う」と光田さん自身もおっしゃっていたし、
CREIDがめちゃくちゃとんがっているアルバムなのに、MYTHは非常に無難なアレンジで面白みに欠けると思ってました。
でもこれには先に述べた意味がちゃんとあったのかもしれません。

3つの視点からアレンジしなおしたアルバムが出たということは、
今後ゼノギアスのアレンジは出ないという事も意味してるかもしれませんね。

プロフィール

HN:
まっは
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性別:
男性
自己紹介:
Twitter:onsoku50

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